目頭の皮膚のつっぱりである蒙古ひだを取り除くもしくはひだを小さく(つっぱりを弱める)手術をいいます(図1)。
蒙古ひだは日本人を含む東アジアの人に多い特徴です。

蒙古ひだは皮膚がつっぱっている状態で、皮膚が足りてないことを示しています。皮膚がかぶさることで目が小さく、目が離れて見えます(図2)。

目頭切開は皮膚のつっぱりを切って、縫合する手術になります。目的は①目を大きくする、もしくは②二重の形を変えることになります(図3)。

手術は形成外科の基本手技であるZ形成術というものを応用して行ないます(図4)。

手術は局所麻酔もしくは静脈麻酔(挿管なし)、抜糸は術後1週間で行います。
【リスク】
出血、腫れ、痛み、瘢痕、印象が変わる、左右差
【腫れ】
内出血により腫れが1〜2週間続くことがあります。
【傷】
術後1〜2ヶ月は傷が赤く盛り上がることがあります。
【よくある質問】
Qどれくらいで社会復帰できますか?
A抜糸の翌日からメイク可能です。メガネなどをかけると傷が目立ちません。
Qメイクで隠れますか?
A完全に消すことは難しいかもしれませんが、目立たなくなります。
Qメガネをかけても大丈夫ですか?
A傷に強い力がかからなければ大丈夫です。軽いメガネがおすすめです。